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# Jpneduenumerate パッケージ
日本の教育における数式表現には,LaTeX の標準である書きかたとはやや異なる部分があります。このパッケージでは,日本の教育における列挙表現を導入します。
## 前提条件
+ TeX format: LaTeX
+ TeX engine: pTeX, upTeX
+ Prerequisite package: enumitem, japanese-otf and refcount
単位 zw を用いていますので,pTeX 系列でのみ使用できます。
## インストール
jpneduenumerate.sty を $TEXMF/tex/latex/jpneduenumerate (TeXが見つけられる場所)に置いてください。
## 使用方法
### アスタリスクのついた環境
これから説明する環境は,アスタリスクをつけることで parindent がなくなります。
### enumerate 環境と itemize 環境
パッケージを読み込むと自動的に enumerate 環境と itemize 環境の余白が変更されます。パッケージを読み込むと自動的に enumerate 環境と itemize 環境の記号が変更されます。\labelenumi は (1),\labelenumii は (a),\item は ・ です。
### romanenumerate 環境と caseenumerate 環境
この環境は enumerate 環境の記号を (i) に置き換えたものです。caseenumerate は romanenumerate の別名です。
### Romanenumerate 環境と stepenumerate 環境
この環境は enumerate 環境の記号を (I) に置き換えたものです。stepenumerate は Romanenumerate の別名です。
### \parenref{<label>}
ラベルによって (1) のように参照します。
### \romanref{<label>}
ラベルによって i のように参照します。
### \parenromanref{<label>}
ラベルによって (i) のように参照します。
### \Romanref{<label>}
ラベルによって I のように参照します。
### \parenRomanref{<label>}
ラベルによって (I) のように参照します。
### \??auto \??keep \??reset \??ref{<label>}
\??auto は自動で番号が進む見出しを出力します。\??keep は直前の番号のままで見出しを出力します。\??reset は見出しの番号を1に戻します。\??ref{<label>} はラベルによって参照します。?? の部分には以下のものが使えます。
+ square (framed by square)
+ question (another name for square)
+ enumerate (1)
+ subquestion (1)
+ case (i)
+ step (I)
アスタリスクのない命令は見出しになります。アスタリスクの付いた命令は見出しになりません。
\case は \caseauto の別名です。
\step は \stepauto の別名です。
### \equationreset
数式番号を1に戻します。
### \question
\questionauto を出力し,equation subquestion enumerate case step をすべて1に戻します。\question* は \questionauto* の別名です。
### \subquestion
\questionauto を出力し,case step をともに1に戻します。
## ライセンス
このパッケージは[MITライセンス](https://ctan.org/license/mit)のもとで配布しています。
## 更新履歴
+ Version 1.0 2022-06-29
+ The first public version.
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[Yukoh KUSAKABE](https://twitter.com/metaphysicainfo) (screen-name) at [metaphysica.info](https://www.metaphysica.info/)
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